黒田 光


役職:原子力設備管理部課長

生年月日:

学歴:横浜国立大学卒業

職歴:

あだ名は、エース。

 

エピソード

会見初期は記者達による東電の責任問題、隠蔽体質、虚偽報告などの追及により、吊し上げられ気味であったが、エースによる技術面や現状の細かい具体的な説明によって、次第に会見場の空気が落ち着き始めた。
画面右端から執拗に厳しい質問を浴びせかけていた記者に対し、冷静かつ具体的な回答を即座に返すことで記者を黙らせる場面が何度か見られ、逆に記者たちの無知さを知らしめるという高度な回答テクニックが、ニコ生視聴者の注目を集めるようになり、次第にコメントでエースと呼ばれるようになっていった。
歯切れの悪い広報とは反対に自分の言葉でわかりやすく説明しようとする真摯な姿勢が評価され、
吊るし上げようと殺気立つ記者たちの攻撃に遭うことは今では少ない。
しかしながら全体を統括する立場ではないと思われ、「投入人員は何人か?」等の現場の実情に関する質問は把握できてない場合が多く、この場合は伝家の宝刀「ちょっと確認させてください!」が炸裂する。
サポート位置にいながら記者質問に主に回答していることからコメントでは「エースの人」と呼ばれることが多い。
実直かつ自然体の回答が信頼を集める一方、会社にとってまずいことを喋ってしまっていないか、
過労で体調を崩さないかなど心配する視聴者も少なくない。
最近は会見途中で携帯電話を使用することがあり、何を話しているのか、モバゲーをやっているのか、妻に帰宅時刻が遅れる電話をしているのか、現場と連絡を取っているのか、幹部から何らかの指示を受けているのか、視聴者の興味を集めている。頻繁に携帯に連絡が入ることから、会見要員としての役割だけではなく、技術者として対応に当たっていると思われる。
会見中、顔を下に向け寝ているのかと思うと突然立ち上がり、記者の質問に一気に答えるなど自由すぎるキャラと能力の高さを遺憾なく発揮し、視聴者はその変身ぶりにしばしば驚かされる。
これはエースの秘技「眠りの小五郎」である。その変身がいつ起こるのか、期待して見ている視聴者も多い。
会見中にたまに鼻クソをほじったり、頭のふけを取ったり、顔の垢をとったりして、爪にはさまったそれらのにおいを嗅いだりすることがあり、そのようなエースの姿を初めて見た人からは「なんなんだこいつは。もっと真剣にやれ」と、怒りのコメントが殺到するが、その後の回答は、凄まじいまでに記者の質問に正対して答えきっている。この時のエースの状態が、いわゆる「余裕のエース」である。
震災以来20日連続登板しており体力の衰えが懸念される(3月31日時点)。